1対Nの指導から「横のつながり」へ。弁護士がFANTSで仕掛ける、月間2.9万いいねのオンライン自習室が受験生の孤独を救う理由

公開日
2026/8/18 00:42
Pickup Cteator
インタビューしたクリエイター
弁護士・公認会計士・CPA会計学院講師
平木太生(jijiたん)
ジャンル
資格・検定・士業・診断
活用シーン
オンラインコミュニティ
課題・目的
双方向・参加型コンテンツへの転換
この事例のまとめ
課題
年単位の長期間に及ぶ超難関試験の対策において、模試の成績不振や孤独感からモチベーションを維持できず挫折してしまう受講生が多い。
SNSの無料発信ではフォロワー数が増えるほど個別対応に限界が訪れ、本当に熱量の高いコア層へ手厚いサポートを届ける仕組みが作れない。
効果
FANTSのタイムラインとバーチャルオフィスツールを組み合わせ、受験生同士が24時間いつでもお互いの手元を映し合える「理想の勉強場所」を確立。
FANTS独自のポイント機能を精緻に運用。毎日の学習報告(1日10ポイント)など、ゲーム感覚で習慣化し、コミュニティ全体のログイン率は驚異の約65%を維持。
開設以来、毎月20〜44名の新規受講生が安定して入会。一時的な獲得にとどまらず、累計13,915投稿、月間最大2万9,000件の「いいね」が飛び交う、圧倒的な相互応援の文化を背景に会員純増を続けている。
弁護士と公認会計士という2つの超難関国家資格を持ち、現役の試験資格予備校講師としても教壇に立つ平木太生さん。彼が5年前に始めた受験生向けの活動は、ブログやSNSの枠を超え、いまFANTSを舞台にした熱狂的なオンライン自習室へと進化を遂げています。
月間数万件の既読や数千件の「いいね」が飛び交い、ログイン率は常に6割をキープ。教材を販売するだけの一般的なオンラインスクールとは一線を画し、なぜこれほどまでに受講生が自発的に動き、励まし合うコミュニティが生まれたのか。
今回は、弁護士業と講師業をこなしながら、FANTSを活用して「受験生の孤独を救うストック型ビジネス」を軌道に乗せた平木さんに、その運営哲学と具体的な設計について詳しく伺いました。

受験生の挫折をなくしたい。ダブルライセンスの講師が感じた「1対N」指導の限界
まず、平木さんのこれまでのご経歴と、現在の活動について教えていただけますか?
本業としては弁護士をやっていまして、今年で9年目になります。大学3年の時に公認会計士試験に合格して監査法人で4年ほど働いた後、やはり司法試験も目指そうと一念発起し、実家に帰って予備試験経由で司法試験に合格しました。
現在は週4日を弁護士業、週1日を大手会計士試験予備校の講師業に充てています。そして、新しく「株式会社じじ」を立ち上げてオンライン自習室の経営も始めました。
弁護士や講師をされながら「自習室」の経営も始められたのですね。そもそも教える活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
自身の受験時代の原体験が大きいです。私は法政大学の出身なのですが、予備校に入ると周りは東大や慶應の学生ばかりでした。同じ授業を受けて同じ時間だけ自習室にこもっているのに、最初は全然成績が違って。
その時に「地頭が違うんだな」と諦めずに、点数が跳ね上がっている彼らに勉強方法を聞きに行ってみたんです。そうしたら、自分がそれまで考えもしなかった効率的な勉強方法や考え方をたくさん実践していた。それを真似し、素直に試したことで私自身も成績が伸び、公認会計士試験に一発で合格できました。勉強方法が分からずに苦戦している受験生を救いたいと思い、まずは自身の合格体験をまとめたブログを書き始めたのが教育活動の原点です。
そのブログをきっかけに、教育活動が広がっていったそうですね。予備校の講師として受験生と向き合う中で、何か課題に感じることはありましたか?
知識面を伝える予備校講師としての活動にはとてもやりがいを感じていますが、どうしても「1対多」の授業や「1対1」の個別面談だけでは、受験生へのサポートに限界があるなと感じていました。
特に地方の受験生は情報格差や受験格差があり、周囲に切磋琢磨できる仲間がいなくて孤独になりがちです。受験生の多くは、知識が足りないこと以上に「モチベーションの維持」ができずに挫折してしまう現実を目の当たりにしていました。
「1対多」や「1対1」の限界とは、具体的にどのような部分でしょうか?
近年、予備校の授業は講義を収録した動画をオンラインで視聴している受験生が多く、画面越しに見ている生徒が数千人規模になることも珍しくありません。これだけ大人数だと、生徒たちの細かい悩みや納得感を把握するのは困難です。
逆に1対1の面談枠を設けても、1人30分と考えると物理的に1日12〜15人が限界で、全員をカバーすることは到底できません。「1対多」だと広すぎるし、「1対1」だと狭すぎる。その中間にある、受講生同士が横で繋がってモチベーションを維持し合える環境をオンラインで作れないかと考えるようになりました。
複数のツールからFANTSを選んだ理由。決め手は「自動決済」と世界観を守る「デザイン性」
その課題を解決するために、SNSでの無料発信から有料コミュニティへ移行されたのですね。
はい。Xでのフォロワーが2万8,000人規模まで増えていたのですが、無料で質問や相談に乗り続けることには時間的にも限界を迎えていました。
手厚いサポートを提供して合格に導くためには、有料制にすることで、本気で合格を目指す熱量の高い会員様を絞り込む必要があると考え、コミュニティの立ち上げを決めました。
立ち上げにあたっては、複数のプラットフォームを比較検討されたそうですね。
インターネットでいくつか情報を探して、3社ほど並べて比較検討しました。実は、その中で実際に資料請求まで進んだのはFANTSだけだったんです。
ネット上の情報を見ただけでもFANTSでやれることの幅広さが伝わってきましたし、実際に営業担当の方にお話を伺った際も、金額が十分に想定の範囲内だったため「ここで進めよう」と迷わず決めました。
具体的に、FANTSのどのような点が決め手になりましたか?
私が最も求めていたのは、自分1人では手が回らない「会員管理と決済の自動化」でした。そこがクリアされている上で、会員限定で意見が飛び交うタイムライン機能や独自のポイント機能が非常に面白そうだなと。
さらに、他社サービスだとどうしても無機質なシステム感が出てしまいますが、FANTSはデザインのカスタマイズ性が高かった。私は堅苦しいサイトが好きではなく、自身のブログも可愛いデザインにこだわっていました。じじ自習室の紫のキャラクター(jijiキュラ)や、独自の可愛らしい世界観をそのままアプリの中に再現できるブランディングの自由度が、大きな決め手になりましたね。

毎日ログインしたくなる仕掛け。ポイント機能が生んだ「相互応援」の文化
「じじ自習室」では、バーチャルオフィスツールも同時に導入されていますね。これはどういった意図からでしょうか?
FANTSでコミュニティのベースを作りつつ、同時並行で2Dのバーチャル空間も始めました。受験生が集うひとつの「島」のような箱を用意したかったんです。
じじ自習室の運営形態は、学校というよりは文字通り「オンライン自習室」です。私も本業の仕事中に手元を映し出し(もちろん守秘義務に反しない範囲です)、他の会員さんもそれぞれの勉強ブースで手元を共有して24時間いつでも繋がっている。ゲーム感覚で1ヶ月間走り切る「じじキャンプ」というチーム戦イベントなどもこの空間で仕掛けています。


▼実際のコミュニティ内の様子が紹介されている動画はこちら
※本動画は、バーチャルオフィスツールとFANTSを組み合わせた活用事例です。動画内の一部には、FANTS単体では提供していない機能・体験が含まれます。
https://.be/X3XA7PWBdK4?si=cqr0Oy7QLuAV-Qb3
FANTSのデータを見ると、ログイン率約65%、月間のいいね数が2万9,000件と圧倒的な熱量です。この活発な場を作るために、どんな工夫をされていますか?
FANTSの「ポイント機能」をフル活用していることが最大の理由かもしれません。会員さん達のモチベーション維持の核になっています。
アプリ内で毎日の勉強報告をすると1日10ポイント、イベント達成や試験の合格報告でもボーナスポイントが貯まる設計にしています。そして、貯まったポイントはオリジナルグッズや私との1対1面談のほか、「裁判所への同行」や「テーマパークでの勉強会」といったユニークな報酬に交換できるようにしました。
「テーマパークでの勉強会」ですか? 非常にユニークですね。
私が受験時代、アトラクションの待ち時間すらも無駄にせず勉強していたスタイルを再現するイベントです(笑)。4,000ポイントほど必要なので、毎日コツコツ報告しても1年近くかかるハードルの高い報酬ですが、実際にポイントを貯めて交換する会員さんも出てきています。

※FANTS事務局より
このポイント制度により、累計13,915投稿もの学習ログが自発的に投稿され、お互いの報告に「いいね」を押し合う強い相互応援の文化が定着しています。結果として、現在会員数は229名。ログイン率は60%を維持し、学習コミュニティとして驚異的なアクティブ率を維持しています。
AI時代だからこそ価値が高まる、人間同士の「伴走」とコミュニティの力
じじ自習室はオープンから半年以上経ちますが、運営内容もかなり進化しているとお聞きしました。
オープン当初の構想から、中身はガラリと変わっています。特に大きかったのは、私の講義動画を配信する「プチ講義」というコンテンツを作ったことです。
これは最初から用意していたものではなく、会員の皆さんから「効率的な勉強方法を教えて欲しい」「弁護士や公認会計士としてのキャリアについて語ってほしい」という声をいただいたことで始めました。「プチ講義」に限らず、各種イベントや機能改善など、多くの会員の為になることは、可能な限り早く反映させるという運営を心がけています。
受講生の声に合わせてすぐに動く。これこそコミュニティならではのスピード感ですね。
そうですね。今ではこのプチ講義動画も100本以上蓄積され、非常に満足度の高い資産になっています。会員の声を受けて機能やイベントを柔軟に動かせる双方向性こそが、高いエンゲージメントに直結しているのだと感じますね。
近年、AIの普及によって教育の形も変わりつつありますが、平木さんはこの変化をどう捉えていますか?
私自身、AIの普及によるネガティブな影響はまったく感じていません。むしろ、勉強計画の立案や基本的な知識の確認は生徒自身がAIで解決できるようになり、講師側の負担は楽になりました。
その代わり、一次情報を取得した上でどうしても納得できない部分がこちらに届くため、生徒からの質問の濃度は以前よりも格段に深くなっています。
AIが広く活用されるようになった今、人だからこそ提供できる価値がより重要になっていきそうですね。これからのビジネスとしての目標を教えてください。
AIは正しい回答を出してくれますが、人との繋がりや伴走、信頼関係を作ることはできません。だからこそ、こうしたコミュニティの価値はむしろ高まっていると感じます。
ビジネスとしての目標は、会員数7,000名という規模にまで拡大することです。7,000人もいれば、一つの「島」として十分な人数で面白そうだなと(笑)

最後に、今後の長期的な展望について教えていただけますか?
じじ自習室では、コミュニティ全体を「受験生が雑念を振り払って篭れる『島』」という世界観で統一しています。これは私のルーツである島根県の離島にある廃校を将来的に活用し、オンラインの仲間を集めてオフラインの勉強合宿を開きたいという長年のビジョンにも繋がっています。オンラインから始めて地方創生やオフラインの居場所づくりへ繋げていく、そんな大きな島へ広げていきたいです。
また、合格して終わりではなく、合格した会員様が講師となってほかの会員様を教えるような「循環型のメンター制度」を確立させたいです。合格者が自ら確立し、合格したその勉強方法を、受ける試験にかかわらず後輩受験生に教えていくような仕組みができるといいですし、合格者同士の実務上の繋がりができたらなとも思います。
じじ自習室は様々な試験を目指している方がいるため、良い意味で「予備校の垣根」を超えており、様々な予備校とも提携を進めています。日本で一番活気があり、日本で一番合格者を輩出するオンライン自習室に発展させたいと考えています。
【まとめ】「教える」から「共に走る」へ。コミュニティが難関試験の挫折をゼロにする
どれほど優れた教材やAIがあっても、最後は「継続する力」がなければ資格試験には合格できません。平木さんが率いる「じじ自習室」は、FANTSの決済自動化やポイント機能をフル活用することで、運営側の管理コストを最小限に抑えながら、受講生が主役となる「24時間の相互応援コミュニティ」を見事に構築しました。
毎日の勉強報告を喜びへと変えるゲーミフィケーションの仕組みと、会員の声に翌日対応する圧倒的な双方向の運営姿勢。これらが生み出すログイン率65%超という確かな成果は、これからのオンライン教育ビジネスが目指すべきストック型LTVモデルの、まさにひとつの完成形と言えるでしょう。
オンラインコミュニティの立ち上げ・運営は、『FANTS』にご相談ください
「一方通行の授業だけでは、受講生を支えきれない」「受講生同士が励まし合い、学びを続けられる場をつくりたい」「運営の手間を抑えながら、熱量の高いコミュニティを育てたい」
そんな課題をお持ちの方は、ぜひ一度『FANTS』にご相談ください。あなたの思想やこだわりを、そのまま形にできる仕組みづくりを、伴走しながらサポートします。
▷ お問い合わせはこちら:https://biz.fants.jp/contact
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この記事を書いた人
斉藤千花
株式会社スタジアム マーケティング部デザイナー










