トップ

導入事例一覧

【自社LMS×FANTS】自社LMSとコミュニテ...

【自社LMS×FANTS】自社LMSとコミュニティを組み合わせ、鍼灸教育をアップデート。累計2,400本超の学びが生まれた運営設計とは。

公開日

2026/8/4 02:59

Pickup Cteator

インタビューしたクリエイター

鍼灸業界に特化したICT教育者

花田光由

ジャンル

美容・健康・ウェルネス

活用シーン

  • オンラインコミュニティ

  • オンラインスクール

課題・目的

  • 双方向・参加型コンテンツへの転換

この事例のまとめ

課題

  • WordPressと特殊プラグインを用いた自社LMS(学習管理システム)の保守運用が複雑化し、リソースを大きく圧迫していた。

  • Webブラウザ経由の学習スタイルでは、毎回発生するログインの手間や通知の届きにくさにより、受講生の日常的な学習継続に限界があった。

  • チャットツール単体でのサポート運営では、質問がタイムラインで流れてしまい、同じ質問に何度も回答せざるを得ない非効率が生じていた。

効果

  • 独自のスマホアプリ(FANTS)に移行したことでログインの壁を取り除き、受講生が日常的に「アプリを開いて学ぶ」シームレスな体験を実現。

  • Q&Aをスレッド形式で整理・管理できるため、質問が流れることなく、受講生同士のやり取りが誰でも活用できる知識の資産として蓄積。

  • 約200名の会員に対し、累計2,400本超の圧倒的な学習コンテンツを提供。熱量の高いコア層を中心に、毎月300〜550件の活発な議論(コメント)が発生する場を構築。

鍼灸国家試験対策Webサイトの運営から、講師マネジメント、動画講座販売まで多角的に教育事業を展開する花田光由さん。WordPressを高度にカスタマイズした自社LMSを基盤として運用する一方で、スマホ最適化やログインの手間、保守工数の増大といった課題に直面し、その解決策としてFANTSを導入されました。

スマホアプリ化によって受講生の学習継続性を劇的に高め、さらにチャットの手間を削減するスレッド型コミュニケーションを実現。今回は、業界の学びをシームレスに変えたその運営戦略について伺いました。

職人気質の業界に「外部の脳みそ」を。教育者として目指した学びのインフラ

どのような想いから、この学習コミュニティ「東洋の委員長 Library」を立ち上げられたのでしょうか?

鍼灸の世界というのは、良くも悪くも職人の世界です。素晴らしい技術や知識を持っていても、それが一部のコミュニティや個人の間でしか共有されず、業界全体にシームレスに広がっていかないという構造的な課題をずっと感じていました。

特に、これから業界を支える若い学生や、臨床に出て間もない先生方が、本当に信頼できる情報や体系化された知識にアクセスできる場所が少なかったんです。 

なので自分が持っている知識やこれまで制作してきた膨大な講義動画、そして信頼できる講師陣の知恵を1箇所に集約し、みんながいつでも引き出せる「外部の脳みそ」のような場所を作りたいと考えるようになりました。

ただ単に動画を切り売りするスクールではなく、ギバー(与える人)の精神を持って、みんなで学びを深め合えるインフラを作ることが、業界全体の底上げに繋がると確信していました。

そのような「業界の構造的な課題」を痛感するようになったきっかけや背景は何だったのですか?

私自身、もともと専門学校を卒業した後にそのまま学校に入職して、学生向けの校内学習システム(LMS)を自ら開発して、学校に導入し、運用するといった仕事をしていました。その教育現場でリアルに見えてきたのが、学生たちが国家試験対策や日々の勉強のなかで、「知っている人からすれば2秒で解決するような疑問」に対して、教科書をひっくり返して無駄な時間を浪費してしまっているという現実でした。すぐに答えが得られるフィードバック環境がないのは、学習効率として致命的だなと感じたんです。

学校を卒業した後の、プロの鍼灸師たちの学びの環境にも問題があったのでしょうか?

そうですね。医療の世界における学校の役割って、車の教習所と全く同じなんです。ルールを守れるようにはなるけれど、臨床で患者さんを本当に変えられるかというのは、合格した後の学びにかかっています。

「もっと臨床を学びたい」と思っている先生方はたくさんいるのですが、相談先になるべき業界団体への加入率が低く実質的に機能していないに等しいんです。なので、就職した治療院の先輩に教わるか、あるいは高額な外部の単発勉強会を渡り歩くくらいしか選択肢がないという、学びのインフラの枯渇が背景にありました。

だからこそ、クローズドでシームレスに繋がれる「オンラインの図書館」が必要だったのですね。

その通りです。単に質問できる場ではなく、「こんな初歩的なことを聞いても大丈夫かな」と遠慮せずに相談できる心理的安全性のある場を作りたかったんです。受講生同士や現場経験のある先輩たちも自然と回答し合えることで、一人で抱え込まずに学べる環境を目指していました。

これまではLINEで質問対応をしていた時期もありましたが、20人も集まれば通知が埋もれてパンクしてしまいますし、同じ悩みを持っている別の受講生にそのナレッジが共有されないという非効率もありました。 

オンライン上で、スマホ一台で、向上心のある人たちが1人きりにならずに即時フィードバックを受けられる場所。そして、臨床に必要な知識がいつでも引き出せるアーカイブ。これらを独占的なプラットフォームとして提供するために、アプリ化とコミュニティ化へと舵を切りました。

WordPressの“魔改造”とチャット運用の限界。自社のシステムが抱えていた2つの壁

FANTSを導入される前は、ご自身でシステムを構築されていたそうですね。

そうなんです。最初はWordPressをベースにして、海外の特殊なプラグインをいくつも組み合わせた独自のLMS(学習管理システム)を自社で構築していました。私はWeb制作の事業も行っているので、システムを魔改造して自分が理想とする形に近づけること自体は可能なんです。ですが、運用を続けるうちに深刻な壁にぶつかりました。

具体的に、どのような壁に直面したのですか?

一つは、システムの保守・管理コストの肥大化です。プラグインのアップデートがあるたびに表示が崩れないか怯え、不具合が起きた際には、開発者である私しか修正ができません。さらに、動画をアップロードするのにも不便で別のプラットフォームにアップロードしたのち、iframeで埋め込む作業が必要でした。

そうした中で、これは教育者としてコンテンツ作りや受講生に向き合うべき時間を奪っているのではないかと強く疑問を持つようになりました。

受講生側の使い勝手(UX)の面でも課題があったのでしょうか?

まさにそこがもう一つの大きな壁でした。Webブラウザベースのシステムだと、スマートフォンで見るたびにログインを求められたり、パスワードを忘れて入れなくなったりする受講生がどうしても発生します。「学びたい」と思った瞬間に、ログインの手間という数秒の障壁があるだけで、特に忙しい社会人や、私たちの受講生に多い40〜50代の方々は足が遠のいてしまうのです。

質問対応の面では、当時はどのような運用を?

外部のチャットツールやオープンチャットを併用していましたが、チャット形式だと大事な質問がどんどん上に流れていってしまいます。1人が質問した瞬間に他の人が遠慮して書き込めなくなったり、「前にも同じ質問に答えたな」というループが頻発したりして、サポートの品質と効率を両立できないジレンマに悩まされていました。

なぜWebではなく「スマホアプリ」だったのか? ユーザー体験への徹底的なこだわり

多くの選択肢がある中で、最終的にFANTSを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

一番重視したのは、受講生が「スマホアプリ」としてアイコンをタップして入れる環境を作れるかどうか、という点でした。Webサイトを開いてログインするのと、スマホのホーム画面にある専用アプリをワンタップするのとでは、日常への溶け込み方が全く違います。FANTSを知ったときに、初期の開発コストを劇的に抑えながら、自社ブランドの専用アプリとしてすぐに学習環境を構築できることに大きな魅力を感じました。

アプリの機能面についてはどう評価されましたか?

ライブ配信、動画投稿、スレッド型コミュニケーションがすべて1つのアプリに完結している点が、私たちのやりたい設計思想と完璧に合致していました。LINEのように流れてしまわず、WordPressのようにログインで躓かない。この一元化された環境こそが、受講生の体験を最大化すると確信したんです。

比較検討の段階で、他のシステムと迷われることはありませんでしたか?

いくつかのシステムやプラットフォームを比較しました。売上の最大化やマーケティング機能の豊富さを全面的にアピールしてくるサービスは多かったです。ですが、私たちの目的は単に会員を増やして売上を立てることではなく、「教育者としてのホスピタリティをいかにシームレスに届けるか」でした。

最終的に「これだ」と思えた瞬間はどこにありましたか?

FANTSの担当者の方々と話したときですね。彼らは「どうすれば売れるか」だけでなく、「クリエイターのやりたい世界観をどうやってアプリ上で実現するか」に徹底的に伴走してくれる熱量を持っていました。売上アップだけでなく、クリエイターの伴走者であろうとするその姿勢に深く共感し、最終的に大きな後押しになりました。

累計2,400本超のコンテンツと毎月300件超のコメント。熱量あるコア層を育むスレッド型コミュニケーション

実際に導入されてから、コミュニティの運営や受講生の反応はどう変わりましたか?

まず、ログインに関する問い合わせや「動画が見られない」といったシステム由来のストレスがほぼゼロになりました。アプリならではの通知機能によって、こちらがコンテンツを投稿した際のアプローチも非常にスムーズです。

※FANTS事務局より

2026年5月末時点で会員基盤は約200名規模を維持され、これまでに蓄積したコンテンツ数は累計2,404本に達しています。まさに開設当初に目指されていた「外部の脳みそ」として機能し始めています。

2,404本というコンテンツ量は圧倒的ですね。コミュニケーションの面での変化は?

特に劇的な変化があったのは、コミュニケーションの質です。FANTSのスレッド形式を導入したことで、質問と回答のやり取りがトピックごとに綺麗に整理されるようになりました。おかげで、以前のチャットツールのように情報が流れていくことが完全になくなりました。

スレッド型になることで、具体的にどのようなメリットが生まれましたか?

例えば、ある受講生が臨床上の疑問をスレッドに投稿すると、私だけでなく、現役の鍼灸師や教員養成課程で学ぶ方、教員免許を持つ先輩など、コミュニティ内のさまざまな立場の方が回答してくれます。学校では「こんな初歩的なことを聞いてもいいのかな」とためらってしまう内容でも、安心して質問できる雰囲気がありますし、複数の視点からアドバイスが集まるので、解決までのスピードも格段に早くなりました。そして、そのやり取り自体が次に同じ疑問を持った人の教材として蓄積されていくんです。

ログイン率やアクティブ層の動きについてはどう捉えていますか?

ログイン率は直近で29〜33%ほどを推移していますが、これは「毎日全員がログインする場」ではなく、「必要なときに質の高いコンテンツを見に来るライブラリ」として機能しているため、非常に健全な数値だと捉えています。その一方で、熱量の高いコア層による議論は非常に活発で、毎月300〜550件ものコメントが継続的に発生しています。40〜50代を中心とした受講生の方々も、アプリの使いやすさから日常的に使いこなしてくれています。

単なるクリエイターから、「信頼される事業者」へ。コミュニティが生んだ対外的な変化

コミュニティの成功は、花田さんのビジネス全体にどのような影響を与えましたか?

これは予期せぬ大きな副産物だったのですが、対外的なポジショニングがガラリと変わりました。自社ブランドの専用スマホアプリを保有し、そこに200名規模の会員基盤と2,400本以上のコンテンツが綺麗に格納されているという事実そのものが、BtoBのビジネスにおいて圧倒的な信頼に繋がっています。

信頼性が高まったことで、実際のビジネス展開に変化はありましたか?

外部の企業やメーカー、専門学校の方々に「私たちはこういうアプリを運営しています」とお見せするだけで、単なる個人のクリエイターではなく「独自の教育インフラとWeb事業を持つ信頼できる会社」として評価していただけるようになりました。その結果、新しい案件の受注やタイアップの相談が向こうから舞い込むようになり、事業全体のステージが1つ上がったと感じています。

今後の展望への期待。属人化を乗り越え、さらなる組織化へ

今後、このコミュニティをどのように発展させていきたいですか?

今後は、さらに意識の高い独立・開業層の取り込みを強化し、「鍼灸ファンを作るため」にどうするか?など、鍼灸のよさの発信をユーザーと一緒に高めていきたいと考えています。そのためにも、現在私に集中してしまっているサポートやコンテンツ運用のリソースを分散させるため、スタッフを採用して組織化を進めていきたいと思っています。

自社でシステムを作って消耗していた日々を考えると、FANTSを導入してプラットフォームの保守から解放され、受講生のサクセスと事業の拡大に100%のエネルギーを注げるようになった意味は本当に大きいです。これからも、鍼灸業界の学びのインフラとして、この大切な居場所をFANTSとともに育てていきたいですね。

【まとめ】応援は“いいね”で終わらない。学びを日常に変える専用アプリの力

自社のWebシステム構築やチャットツールの併用に伴う「運用の摩擦」を、FANTSによる自社専用アプリ化というアプローチで見事に解決した花田さん。単なる動画の「積読」にさせず、スレッド型Q&Aによって受講生の即時フィードバックとナレッジ蓄積を両立させた設計は、教育・学習系コミュニティにおける一つの理想形と言えます。

「教育者としてのホスピタリティをシームレスに届ける」というブレない思想のもとに紡がれる累計2,400本超のライブラリは、今日も多くの鍼灸師たちの「外部の脳みそ」として、業界の未来を静かに、そして熱く支え続けています。

オンラインスクール・オンラインコミュニティの立ち上げ・運営は、『FANTS』にご相談ください

「学びをもっと継続しやすい環境にしたい」「動画・質問・ライブをひとつにまとめた学習コミュニティをつくりたい」「サポートや管理だけではなく受講生と向き合う時間を増やしたい」

そんな課題をお持ちの方は、ぜひ一度『FANTS』にご相談ください。あなたの思想やこだわりを、そのまま形にできる仕組みづくりを、伴走しながらサポートします。

▷ お問い合わせはこちら:https://biz.fants.jp/contact

[form-cta]

Share

この記事をシェアする

YouTubeアイコンXアイコンLINEアイコン

この記事を書いた人

  • 斉藤千花

Pickup Creator

インタビューしたクリエイター

鍼灸業界に特化したICT教育者

花田光由

ジャンル

美容・健康・ウェルネス

活用シーン

  • オンラインコミュニティ

  • オンラインスクール

課題・目的

  • 双方向・参加型コンテンツへの転換

最新のセミナー情報

資料ダウンロード

自分に合う資料を探す

詳しく見る

クリエイタービジネス総合プラットフォーム