ただの連絡ツールから「心地よいサードプレイス」へ。読書コミュニティ『ぶくとも。』が、FANTSへの移行で月6,400件の温かい対話を生む場所になれた理由
公開日
Pickup Creator
インタビューしたクリエイター

読書コミュニティオーナー
ぶくとも。
- ジャンル
- 趣味・ライフスタイル
- 活用シーン
- オンラインコミュニティ
- 課題・目的
- 双方向・参加型コンテンツへの転換
このクリエイターについて
オーナーの株式会社dotは、本好き・漫画好きをテーマにしたコンセプトホテルを主軸事業として運営。ホテルで生まれるつながりを起点に、本好き同士をつなぐコミュニティ『ぶくとも。』や、結婚相談所『BOOK婚』、コーチングサービス『BOOKキャリ』など、「読書」を軸とした事業を展開しています。
この事例のまとめ
課題
- slackでコミュニティ運営をしていたが、UIがビジネスライクすぎて、馴染みにくかった。
- チャット内で情報や過去のやり取り(アーカイブ)が流れやすく、入会したての新規ユーザーがコンテンツにアクセスしづらかった。
- 運営からのイベント連絡や通知ばかりが目立ち、双方向のやり取りが生まれず「一方向のメルマガ発信」のようになっていた。
効果
- FANTS独自のストックコンテンツと直感的で分かりやすいデザインにより、説明不要で誰でもシームレスに交流できる環境が整った。
- 月額980円という低単価ながら、移行後にユーザー数が純増。前月比90%〜98%という驚異的な高継続率を安定して維持している。
- ユーザーが自発的に企画・開催するコミュニティ内イベントが月平均30件に達し、直近では月間コメント数6,400件を超える活発な議論が自然発生している。
現代社会において、人間関係の希薄化が進む中、「共通の趣味を媒介に、心地よい距離感で誰かと話したい」というサードプレイス(居場所)への需要が高まっています。株式会社dotが運営する読書コミュニティ『ぶくとも。』は、まさにそうした人々を「本」という共通言語でつなぐ温かな場所です。しかし、以前利用していた一般的なビジネスチャットツールでの運営では、「情報が流れてしまう」「UIがビジネスライクすぎて発言しづらい」といった壁に直面し、一方向の情報発信ツールになってしまう課題を抱えていました。そこで同社は、コミュニティ運営に特化したFANTSへの全面移行を決断。移行による一時的なユーザー減少を乗り越え、どのように会員数400名超、そして月間6,000件以上の対話が自発的に飛び交う「理想的な居場所」を再構築したのか。今回は株式会社dotの三田兼介さんに、ツール選定の裏側と、これからの時代におけるコミュニティの価値についてじっくりとお話を伺いました。

本好きが集まり、語り合える「心地よい受け皿」を作りたい
そもそも、株式会社dotさんが読書コミュニティ『ぶくとも。』を立ち上げた背景や、御社の事業全体のつながりについて教えていただけますか?
もともと弊社はホテルの運営や企画を軸にしておりまして、現在は自社ブランドの漫画ホテルのほか、小学館さまと提携した「BOOK HOTEL」などを展開しています。本や漫画というのは、世代や国内外を問わず非常に強い共通言語になりますよね。ホテルというオフラインの場に来てくださるお客様をみていると、「自分の周りには、なかなか本について熱く語れる友だちがいない」と悩んでいる方が多いことに気づいたんです。
そこで、ただ宿泊して終わりではなく、本好きの方々をしっかりと囲い込み、本の話を気兼ねなくできる場所として立ち上げたのが、この読書コミュニティ『ぶくとも。』でした。今ではさらに、本好き同士をマッチングする結婚相談所『BOOK婚』や、読書を通じたコーチングサービス『BOOKキャリ』なども展開しており、このコミュニティは各事業をつなぎ、お客様を温かく包み込む「受け皿」としての極めて重要なポジションを担っています。
汎用チャットツールが直面した「メルマガ化」の限界
以前は一般的なビジネス向けの連絡チャットツールでコミュニティを運営されていたそうですね。当時、どのような課題を感じていたのでしょうか?
一番大きな課題は、コミュニケーションが「一方向の連絡」に偏ってしまい、まるでメルマガ発信のようになってしまっていたことです。ビジネスチャットツールは、連絡を取るには非常に便利なのですが、コミュニティとして使おうとすると、過去の有益なやり取りやコンテンツがどんどん上に流れていってしまい、アーカイブ化されないという弱点がありました。
また、UI(画面デザイン)がどうしてもビジネスライクなので、ITリテラシーがそこまで高くない一般のユーザーさんからすると、「ちょっと気軽に発言しづらいな」という心理的なハードルがあったんです。結果として、約500名ほどいたユーザーの皆さんとのつながりが、どこか薄くなってしまっているなという焦りがありました。
自社開発では大きすぎるコスト。徹底的な比較で選んだFANTS
プラットフォームの変更を検討するにあたり、自社でのアプリ開発なども視野に入れていましたか?
はい、自社開発も頭の片隅にはありましたが、ゼロから開発するとなると初期費用だけで相当なコストがかかりますし、その後の保守やアップデートの負担を考えると、現実的な選択肢ではありませんでした。そこで、自分自身でいくつかのコミュニティプラットフォームを徹底的にリサーチし、実際にいくつかのコミュニティにも参加して使い心地を比較検討したんです。
その中でFANTSを選んだ決め手は何だったのでしょう。
最大の決め手は、クリエイティブ制作や世界観づくりを最初から非常に手厚く並走・サポートしていただけること。そして、コンテンツの階層構造が整理されていて、発信したいアウトプットを柔軟にカスタマイズできる点でした。これなら、以前のツールで課題だった「情報が流れてしまう問題」をスッキリ解決でき、かつ、私たちのユーザーさんが温かみを感じて馴染みやすいデザインを提供できると確信しました。

移行時の離脱を乗り越え、前月比90%超の継続率を誇るプラットフォームへ
ツールを移行するとなると、少なからずユーザーの離脱などの不安もあったかと思います。移行後の数値的な変化や、実際のエンゲージメントはいかがですか?
やはりツールの切り替えタイミングで、一度会員数が200名ほど減少してしまいました。ただ、そこからFANTSを使ってじっくりと丁寧なコミュニケーションを積み重ねた結果、直近で会員数が500名以上にまで回復・純増しています。
月額980円という気軽に参加できる価格設計ですが、前月比での継続率は毎月90%〜98%という非常に高い水準をキープできており、低価格帯のコミュニティとしては非常に理想的な定着率だと感じています。
直近のデータを見ると、月間既読数が13.6万件、コメント数も6,400件を突破しており、以前のメルマガ状態とは全く異なる熱量が数字にも表れていますね。
本当にそうですね!以前とは比べものにならないくらい、双方向の活発な対話が生まれています。FANTSが素晴らしいのは、ユーザーさんに向けて特別な使い方マニュアルを用意しなくても、直感的に「いいね」を押したりコメントを返したりできる点です。
例えば直近だと、私たちの強みであるホテル事業と絡めて、京都のホテルで「読書合宿」というイベントをコミュニティ内で先行企画しました。すると、多くのユーザーがFANTS上で盛り上がってくださり、ホテルの閑散期対策としての集客にもバッチリつながったんです。コミュニティが単なるおしゃべりの場ではなく、リアルな事業を活性化させるための強力な接点になっているのを実感しています。

運営負荷を最小限に。ユーザーが自発的にイベントを立ち上げる仕組み
イベントといえば、現在、毎日のように多くのイベントが動いていると伺いました。運営側の管理や準備の負担は大きくありませんか?
実は、月平均で50件ほど開催されているイベントの多くは、ユーザーさんたちが勝手に、自発的に立ち上げて楽しんでくださっているものなんです。私たちは「誰かに自分の好きな本を勧めたい」「本を読むことを習慣化したい」という、ユーザー皆さんの内発的な動機を邪魔しないようにしているだけです。
FANTSというプラットフォームのおかげで、運営側の実務負荷は本当に最小限に抑えられています。広告費をたくさん使って無理に集客するよりも、こうしてコミュニティ内で満足したユーザーが新しい方を呼んでくれたり、ホテルで出会ったお客様がコミュニティに入ってくれたりするような、本質的な口コミのサイクルが回り始めています。

AIが進化する時代だからこそ、人間主導のコミュニケーションに価値がある
最後に、今後の『ぶくとも。』の展望と、三田さんが考えるコミュニティの可能性について教えてください。
今後半年以内を目安に、ホテル、ぶくとも。、結婚相談所、コーチングのすべての顧客情報を一元管理する共通のデータベースを構築する予定です。これが完成すれば、FANTSを通じたコミュニティの体験価値はさらに多角化し、事業へのシナジーをさらに加速させられると考えています。まずは1,000人から5,000人、そして将来的には1万人規模の温かい「受け皿」に育てていきたいですね。
これからのAIの時代、多くの作業が自動化されていくからこそ、「生身の人間同士が、趣味を共通言語に直接言葉を交わすこと」の幸福価値はさらに高まっていくはずです。FANTSという、クリエイティビティと心理的安全性が守られた素晴らしいプラットフォームを活用しながら、これからも皆さんが自分の大切な時間を肯定し、熱量を持ってつながり合えるサードプレイスを育み続けていきたいと思っています。

【まとめ】本を通じた対話が、明日のあなたを少しだけ豊かにする
どれだけデジタル技術やAIが発達したとしても、私たちが求めてやまないのは「自分と好みの合う誰かと、温かく、安心して語り合える場所」です。株式会社dotは、汎用ツールでの課題を見逃さず、FANTSへの移行によって『ぶくとも。』をユーザー主導の自立型サードプレイスへと鮮やかに生まれ変わらせました。
運営が働きかけ続けなくても、ユーザー同士の対話が自然と生まれていく。FANTSへの移行によって、「ふくとも。」はそんな自走するコミュニティへと変化しました。
オンラインコミュニティの立ち上げ・運営は、『FANTS』にご相談ください
「コミュニティの熱量や継続率をもっと高めたい」「誰もが気兼ねなく発言できる環境をつくりたい」「運営の負担を減らし、ユーザーが自発的に交流できる仕組みをつくりたい」
そんな課題をお持ちの方は、ぜひ一度『FANTS』にご相談ください。あなたの思想やこだわりを、そのまま形にできる仕組みづくりを、伴走しながらサポートします。
▷ お問い合わせはこちら:https://biz.fants.jp/contact
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この記事を書いた人

斉藤千花
株式会社スタジアム マーケティング部デザイナー





















